精肉調理などを担当。10代から60代まで幅広いが活躍｜株式会社フジ

結婚する前は、アパレルの販売員として働いていました。子育てが少し落ち着いてきて、パート・アルバイトスタッフとして働き始めようと思ったとき、アパレル業界も考えたのですが、双子を含む3人の小さな子どもがいる身では長時間勤務はできません。自宅から交通の便が良く、短時間勤務、子どもの病気などによる急なお休みに対応してもらえる求人を探し、フジグランの食品館にたどり着きました。

食品館にはさまざまな職種がありますが、条件に一番近いものとして紹介してもらったのが精肉担当です。調理の仕事の経験がなく、不安もありましたが、9:00～13:00勤務のフレンド社員として働き始めました。少し前まで、ローストビーフなど加熱せずにそのまま加工、販売ができる商品を主に扱ってきましたが、現在は鶏肉や豚肉を加工するミートデリの担当になっています。

扱う商品の多くが鶏肉、豚肉を使った惣菜です。これらを焼き、カットしたり、盛り付けを行うのが私の仕事です。すでに味はついているので、仕事自体は特に難しいことはありません。ただ、慣れないうちは段取りが上手くできないので、4時間の勤務時間内に予定数を仕上げるのが大変です。今では2時間半で予定数を仕上げることができるようになりましたが、最初の頃は仕事に追われて結構大変な毎日でした。

鶏肉は照り焼きチキンやレモンペッパー味のチキン、ムネ肉のピザチキンなどに加工され、豚肉は豚バラ肉の炙り焼き、豚バラ肉のペッパー味などに加工し、値付けして惣菜コーナーの売場に並びます。バックヤードでの作業なので、お客様応対などはほとんどありませんが、自分が加工した商品の売れ行きが好調だと、やっぱり嬉しくなりますね。

フジのパート・アルバイトスタッフとして入社すると、部門によって研修のスタイルは違うようですが、私の場合は正社員スタッフや先輩のスタッフがマンツーマンで付いてくれて、基本から仕事を教えてくれました。加工業務自体は特に難しい作業はありませんので、誰でもすぐに覚えることができると思います。黙々と作業を進めることが好きな方には、特にオススメしたい求人だと思います。

業務に慣れてくると、商品の発注や管理も任せてもらえるようになります。基本的には上長から数量の指示がありますので、こちらも難しい業務ではありません。ただ、発注の際には確認を忘れないことが重要です。特に注意が必要なのは数ではなく単位。これでは私も、本来は1パック発注のところを、1ケースで発注するという痛恨のミスを経験していまして、このミスはいまだに思い出すと落ち込んでしまいますね。

1ケースには10パック分の食材が入っていますから、私は本来の10倍の数を発注してしまったことになります。食材ですから期限がありますし、そのときは、最初から見切りで半値を付けての販売を行いました。早く売れて欲しいと思いながら、加工作業を行うのはつらいものです。“なぜもっと、しっかり確認をしなかったのか”と、悔やみながら作業を続けたことを覚えています。

ただ、私のミスをカバーしてくれた精肉のスタッフには、本当に感謝の気持ちで一杯です。怒ったり、嫌な顔もせずに正社員スタッフ、パートナー社員、アルバイトスタッフそれぞれが、力を合わせて商品の販売を行ってくれました。この発注ミスでは確認作業の大切さを実感するとともに、フジの精肉部門で一緒に働くスタッフの優しさを知る出来事になりました。